開業時でなければできないこと

開業時にしかできないこと3つ

 

経験とビジョンとを形にする

開業は、夢の実現に一歩近づくための重要な第一歩。

 

このページをご覧いただいている開業予定(もしくは開業計画中)の方は、すでに業務についての経験や、「こんなお店・あんな事務所にしたい!」というビジョンをお持ちだと思います。

 

この経験とビジョンとを形にしておきませんか?

そうすることで、開業後の仕事の進め方に計画性が備わります。

また従業員とのコミュニケーションが円滑になります。

 

考えられる形式としては、

◆事業計画
◆予算計画
◆経営指針

などが代表的なものです。

 

より踏み込んで、

◆ロードマップをガントチャートにする
◆お客様へのメッセージを短く簡潔なスローガンにする

といったこともやっておくべきことかもしれません。

 

私自身が起業し、開業する中で、また会社員時代にも経験しましたが、

難しいのは“ブレないこと”。そして“スケジュールや予算を守ること”。

(あたりまえですね。)

 

開業時には様々な事件や難問、手間や課題があふれています。

一人で何もかも決めなければならない立場に立つと、

ついつい目先にある一見よさそうなものやに目移りしたり、

うっかり先にやっておかないといけないことを忘れてしまったり、

一つやるごとに迷いまくってしまったり、そんなことばかりです。

 

もちろん、やり始めてみないとわからないことや、

試行の末の変更といったこともたくさん出てきます。

 

しかし、やってみて“やっぱりこうだ”って、どうやって判断するんでしょう。

やはり判断するためには何らかの基準が必要です。

ブレない基準や計画は、ある程度綿密に立てる必要がありそうです。

 

計画→行動→測定 を繰り返していくのが、手間がかかるようで一番の近道です。

このあたりのことは、教科書や書籍にもいろいろな形・ことばで書かれています。

が、理論だけでは何ともなりません。

理論と実際の経験を重ね、ビジョンを確固たるものにすることで、この中の“測定”ができるようになります。

とても難しいテーマなので、日々少しずつ。です。

 

開業に必要な書類作成や手続き

「開業の時にしかできない」というのとはちょっと違うかもしれませんが、

開業に必要な書類作成や手続きは、開業時に必ずしないといけないものです。

逆に言うと、開業時にしかしなくてもいい仕事でもあります。

 

開業に必要な書類作成や手続きは、開業のために力を注ぎたい時期には負担となりかねません。

さっくりと、しっかりと片付けてしまうに越したことはありません。

 

さらに、これらの書類には実は秘密があります。

 

開業時でないと受け取れない助成金など

忘れてはいけないのは、開業時でないと受け取れない助成金などがあることです。

これらは、それぞれの方、それぞれの営業形態などによって要件が異なってくるので、

「コレです!」と言いにくいのですが、確かにあります。雇用系の助成金などが代表選手でしょうか。

 

また、開業時の有利な資金調達方法なども研究の必要があります。

資金があまりない場合はもちろん、資金が有り余っている場合にも、やっておきたいことはたくさんあります。

 

私自身が起業に参画した17年前には力がなくてできなかったこと、

「やっておいてよかった」、「やっておけばよかった」と思ったことなども交えながら、

お話できれば。と考えています。